来場者が立ち止まるブースには“仕掛け”がある
展示会ブースを設計する際、よくあるのが「おしゃれで映える空間をつくること」が目的化してしまうケースです。
もちろん見た目は大事。でも、それだけでは足を止めてもらえません。
来場者がふと振り返り、立ち止まり、「ちょっと話聞いてみようかな」と思うには、
視覚・動線・空気感など、いくつもの“仕掛け”が必要です。
ブースには「視覚的な違和感」が必要
人は、見慣れたものより「ちょっとだけ違う」ものに注意を向けます。
会場の色と逆の色を使う
通路方向に向けたメッセージを置く
あえて引き算して“余白”をつくる
こうした「違和感の演出」が、“止まって見てもらえる”第一歩になります。
来場者の視点を想像する
出展者が見せたいものと、来場者が見たいものは必ずしも一致しません。
だからこそ、来場者の立場に立った「目線」「高さ」「タイミング」で仕掛けを設計する必要があります。
通路を歩きながら目に入るキャッチ
少し立ち止まった人への“セカンド導線”
興味を持った人が思わず声をかけたくなる空気感
展示会ブースは、空間づくりであり、同時に“導線設計”です。
私たちの提案する“立ち止まりブース”とは
まるっと展示会サポートでは、次の3つを軸にブース設計を行います:
誰に・何を・どう伝えるかを明確にする
「止まる→興味を持つ→話す」流れを逆算する
会期中の運営・立ち位置・話しかけ方まで設計する
つまり、「空間+人+営業動線」をひとつの体験として設計することが、成果を生む“仕掛け”になります。
結論
目立つだけでは足は止まらない。
立ち止まってもらうには、「なぜここに来たのか」「何があるのか」が瞬時に伝わる工夫が必要です。
展示会は“展示”ではなく“誘導”です。
そして、それをデザインするのが私たちの仕事です。

